2014年4月、日本人間ドッグ学会から発表された

コレステロールの新基準についてのまとめです。

厚生労働省(日本動脈硬化学会)が定める

コレステロールの正常値とは大きな隔たりがありますので、

男女別の一覧表で比べたおきたいと思います。


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スマホの方は横にすると一覧表が見やすいです。

男性
コレステロール
厚生労働省
正常値
日本人間ドッグ学会
新基準(30~80歳)
総コレステロール 150~199 151~254
LDL 70~119 72~178
HDL 40以上 40以上
中性脂肪 50~149 39~198

男性は年齢別という区別はありませんが、

コレステロールの正常値が大きく緩和されてるのが分かります。

次に女性のコレステロールの新基準を見てみます。

女性
コレステロール
厚生労働省
正常値
日本人間ドッグ学会
新基準(30~80歳)
総コレステロール 150~199 ・30~44歳 145~238
・45~64歳 163~273
・65~80歳 175~280
LDL 70~119 ・30~44歳 61~152
・45~64歳 73~183
・65~80歳 84~190
HDL 40以上 40以上
中性脂肪 50~149 32~134

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女性のコレステロールは、革新的な新基準となっていますね。

HDLコレステロール以外は、

年齢別にコレステロールの新基準を定めていて、

コレステロールを下げたい方には、良い指針になると思います。

血圧や血糖値もそうですが、

コレステロールも年齢と共に上昇する傾向がありますので、

自分の年齢に相当な数値というのを知っておく事も必要です。

そして目を引くのは、

男女ともLDLコレステロールの新基準の数値が、かなり緩和されてる事ですね。

今まで悪の代名詞的な扱いをされてきたLDLですが、

日本人間ドッグ学会の新基準が発表された事により、

あまり気にしなくなった方もいらっしゃるかもしれませんね。

ただ一つだけ注意点があるのですが、

女性の中性脂肪の新基準が、

149⇒134へ厳しい数値になっている事です。

150万人の人間ドッグ受診者を基に出した信憑性の高い数値ですので、

中性脂肪に関しては、

日本人間ドッグ学会の新基準を重視する方が良いかもしれません。

日本人間ドッグ学会の新基準の根拠(NHKによる解説)


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